上昇相場の終焉。株式投資は冬の時代到来か?
米国株価の下落が続いています。
年初来ではS&P500指数は8%の下落、ナスダックにいたっては12%の下落です。ここ最近は利上げ回数が増えるのではないかという思惑と、ウクライナ情勢の地政学リスクが株式市場をかき乱しているようですね。
上図はティッカーSPY(赤線)とQQQ(青線)の株価チャートですが、それぞれ200日移動平均線を下回っており、株価の底がみえません・・・😱。金利上昇局面ではハイテク株で構成されるナスダック指数が下落するため、ハイテク株からバリュー株への回帰を期待させるようなマネーの流れがありましたが、そのバリュー株も下落に見舞われるという株価総下落の様相です。
株にとってのネガティブ要因はまだありまして、FedウォッチャーことNick Timiraosがこんな記事を書いています。
The next hawkish turn for the Fed: if inflation looks like it isn’t declining fast enough, the central bank could raise rates at consecutive meetings https://t.co/5tNwRV3STS
— Nick Timiraos (@NickTimiraos) January 23, 2022
ウォールストリートジャーナルは有料なんでみれないのですが、記事を読んだ人によれば「FRBはFFレートを2.5%にもっていきたい。そのために年内に7回、1.75%の利上げを考えている」とのこと。FRBが記事を書かせることでマーケットの反応をみているわけですが、実際これが正式決定されたらまた下落するでしょうねw。JPモルガンCEOが予想していた利上げ回数、6~7回というのが現実味を帯びてきました。
2022年は株にとって受難の年になりそうですねー。
「さよならウシさん🐮、おはようクマさん🐻」ということで、本格的なベアマーケットに突入しそうです。
【個別株売却】グッバイAT&T!
10月12日、保有していた個別株 AT&T を売却しました!
売却理由は・・・
- 配当連続増配ストップ
- 傘下のWarnerMediaスピンオフに関連して、配当大幅カット(現在の約1/2に 😭)
- 金利上昇局面における株価下落
- スピンオフに伴い、新会社の株式は一般口座に入庫(損益計算必要 😨)
となります。
1,2の理由はまだいいんですよ、取得価格が低いということもあり許容していたのですが、3つ目は完全に見落としていました。
通信会社は設備投資額が多いため負債が多く、金利上昇局面ではマイナスになるようです。実際、現在通信セクターは下落続きです。特にTはダメ株なので、ホールドし続けることができないですね。高配当株こそ下落して喜ばなきゃいけないのに(利回りが高くなる、安く買えるという意味で)、経営判断に不信感があるため、それを許容できない銘柄です。
そして4つ目!これが一番最大の理由。新会社の株式が一般口座に入庫されると、自分で損益計算して確定申告しなければなりません。これはさすがに面倒ですね・・・。外国株税額控除の確定申告はしていますが、ー個別株のために申告は勘弁してほしいところ。これが最後の一押しになりました。
振り返ってみれば、明らかに売却の判断が遅いですねー。トータルリターンは受け取った配当を含めて数万程度の損で済んでいますが、もっと早く売却できたのではないかと反省しています。たらればですが、Tの株価が急上昇したタイミングがスピンオフ発表日だったのですが、あそこがベストタイミングだったように思います。今後、図体の大きい高配当株がそれに似合わない株価上昇をしていた場合は、一部売却/全売却をしていくつもりです。最近だと今回の反省を活かして、保有銘柄のPMを高値で全売却しましたが、いいタイミングでした。引き続き、保有している個別銘柄はチェックしていきたいと思います。
ダウ大幅下落!中国大手不動産のデフォルトリスク懸念
20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に3日続落して始まった。午前9時35分現在は前週末比486ドル65セントの3万4098ドル23セントで推移している。下げ幅は一時600ドル近くに達した。中国の不動産大手、中国恒大集団の経営不安を背景に香港株が急落、欧州株も大幅に下げており、米市場でも投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。21~22日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)も警戒され、下値で買いが入りにくい。
ひさびさにダウが大幅下落しました。きっかけは中国不動産トップの恒大集団(エバーグランデ)の経営不安のようです。
約34兆円!😱の超巨額な負債を抱えているのですが、中国政府の融資規制により債務不履行の懸念がでてきたとのこと。一部メディアでは、中国版リーマンショックの再来とも報道されています。
ダウの日足チャートの推移はこんな感じ。9月上旬から下落続きのあと、ドカンと下げています。
9月から下げ始めているのをみると、ジムクレイマーや、じっちゃまの愛称で知られる広瀬隆雄氏のいってたことは見事に当たっていましたね。ここ最近は耳にタコができるくらい注意を促していました。例年9月は株価の転換点になっており、今は不安材料や不確実性だらけですから下落圧力が強いのは当然でしょうか。
9月21日のMad Moneyの放送では、以下の情報がでるまで下落を買ってはいけない理由と題して、説明していました。
詳細は割愛するとして、それぞれを訳すると
- 中国が抱えている難題(中国恒大とその影響)
- 米国債務上限問題
- 景気刺激策を関する不確実性
- デルタ株による持続的影響
- テーパリング議論!
- 株価の季節要因。9月は例年弱い!
- 止まらないIPO
- 初心者投資家による"買い"への思い込み
という風にまぁ、下落する要素しかない😅というのが現状ですね。
ちなみに、私は事前に個別株の一部を売却しておりまして、少しキャッシュを確保していました。今後も下落が続く可能性が高いため、買い場は11月頃と考えてどっしりと構えておくつもりです。それにしても、箇条書きだけなのに英語の意訳がめんどくさかった・・・。今後はもっとざっくりとした意訳にしよう・・・。
【投資脳で考える】月1万円節約の重要性
最近、暇があれば節約のことばかり考えています😀。というのも、数か月前に家計簿アプリ『マネーフォワードME』をインストールしまして、月々の生活費をよく確認するようになりました。一切無駄遣いはしていないのですが、月の生活費をみると、どうしても月別の配当金と見比べてしまうんですよね・・・😅。
どういうことかと言うと、月の生活費が7~8万円で、月別配当金が7万円なので、ほとんどアーリーリタイヤができる状態なんです。但し、アーリーリタイヤならば、ほんの少しだけ生活費に余裕をもちたいということで、雑費として1万円ぐらいは確保しておきたいところ。じゃあ、どうするかと言えば『節約』です。これは考え方の好みが分かれるところです。
バイトをするならば時給1,000円と仮定して10時間働くのか、それとも生活費を削って1万円捻出するのか、という話です。前半はバイトに限らず副業でもいいんですけどね。私の場合は後者でして、なぜなら圧倒的に楽だから😅。今の家賃は 3万5千円なのですが、2万5千円前後のところに引っ越そうかなーと。両方とも1K鉄骨マンションなので、室内はほとんど一緒なんですよね。
ここで本題に戻りますが、このたった月1万円の節約というのは非常に大きい。投資における配当金の観点で考えれば、月1万円、年間では12万円の配当金を得ようと思ったら、利回り3%の株で 400万円を投資しなければなりません! 私の場合は月1万円節約すると、会社を辞めるのが1~2年早めることができます。『月1万円節約は400万の価値と同じ』と考えれば、それは真剣になります😁。投資している人に倹約家が多いのも納得ですね。
テーパリングは年内開始!市場への影響は?
連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は27日の講演で、米国債などの資産を購入する量的緩和の縮小開始について「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の際、私の考えは『年内に開始するのが適当だろう』だった」と表明した。雇用回復や新型コロナウイルスの感染再拡大の影響を見極め、大規模な金融緩和の修正に踏み切る姿勢を打ち出した。
注目された8月27日のジャクソンホール会議で、年内のテーパリング開始が明言されました!大方の予想通りであったせいか、ダウは上昇。とりあえず一安心といった印象です😀。
過去には、第14代FRB議長のベン・バーナンキ氏の議会証言を発端とした、バーナンキショックがあったため不安もありました。当時は今のようにどっぷりと株式投資をやっていたわけではないので過去の資料を参考にしていますが、FRB議長の発言内容によっては株価が急落してもおかしくありません。コロナ危機からの株価急上昇の揺り戻しが、何をきっかけに始まるのか正直ビクビクしているというわけです😅。
今回の市場の反応をみると、パウエル議長は市場との対話が上手くいっているようなので、発言の内容で急落することはないっぽいですね。気にしておくべきことは、実際にテーパリングによる資産買い入れ額の縮小が行われたタイミングだと思います。「何時何時にやるよー」と言われるのと、実際にやるのでは違いますからね。実際にテーパリングが実施されたときの市場の変化に注視したいと思います。とりあえず今は、現金が一番!ということでキャッシュの確保を最優先にしていきたいです。(でも高配当ETFを買いたい衝動が・・・)
金融資産3,000万円!アッパーマス層到達!
2021年8月12日(木)、金融資産がアッパーマス層に到達しました!
アッパーマス層とは、野村総合研究所が定義づけている純保有金融資産の階層のひとつであり、3,000万以上5,000万円未満を表します。
今年の目標だったとはいえ、どうにか30代のうちにこの層に入ることができました!(とはいっても株の評価額込みなので株価が下がればすぐにマス層に戻るんですが)
令和2年の調査データによると、30代におけるアッパーマス層の割合は 0.9% と非常に少ないそうです。正直、まったく実感がありません・・・。同年代で上位1%て。
年収は平均よりちょい上程度で、独身で1Kの賃貸住まい、月の生活費は約8万、車なし、質素倹約の生活ですからね。お金もってる感はまったくありません😅。不思議な感覚です。逆にいえば、生活費を一切上げなかったことが資産を大きく蓄えることができた要因だと思います。加えて、貯蓄率80%以上を維持してその資金をすべて株につっこむという、頭のいかれた生活スタイル🤣をしてきたことが、資産形成におおきく貢献しています。むしろ、こっちがメインかも。
日々FIREについてあれこれ考えていますが、セミリタイヤは既にできる状態であるためアーリーリタイアを視野にいれて頑張っていく予定です。アーリーリタイヤの条件は、月別配当金8万円以上、現金として年間生活費3年以上とか、そんなところでしょうか。ざっくりですが、余裕をもって2024年末には会社を辞める予定で考えています。あと3年かー、長いような短いような。
【決算】AT&T、Q2決算OK!
7月は重要な決算目白押しですね。そんな中、7月22日に発表されたAT&T(以降、T)のQ2決算は良好でした。
- EPSは $0.89で、予想に対して$0.09 beat
- 売上は $44.05Bで、予想に対して$1.32B beat
決算の内容に対して、当日の株価はほとんど反応せず微増でした。まぁとりあえず一安心といったところでしょうか。ということで、ポジションは縮小させることなく、引き続き保有することになりました。
Tは通信銘柄かつ超高配当につられて保有しているんですが、ほんの少しだけやきもきしますね。多額の有利子負債、買収失敗?からの分社化、実質の減配措置、不釣り合いな高配当など、VZ(ベライゾン)と比較すると様々な問題を抱えています。そりゃ、ジム・クレイマーも非推奨だわな。
将来セミリタイヤを目指すに当たって、この銘柄を保有していても「心地よさを感じるか?」という定性的な側面からも、いろいろ考えています。リタイヤ後に気をもむような個別銘柄は精神衛生上良くないですからね。
とはいっても、そこは通信銘柄。スマホが生活必需品になった今、手堅い銘柄であることは間違いありません。通信って、設備維持や拡張のために多額の設備投資が必要ですから、参入障壁が高いビジネスなんですよね。一時的にビジネス戦略に問題があっても、鉄板の業界ですから今後安定するでしょう(大幅減配するんだから安定してくれなきゃ困るわけですが😅)
現在のポートフォリオのうち Tの割合が 7.4%なので、今後も株に入金し続けていくなかで、保有割合が 5%以下ぐらいになったら心地よい水準になるかなーと考えています。