二番底は来ないのか。リスクシナリオ3+αを考える
コロナショックにより世界景気に壊滅的な打撃をもたらしている中、NYダウは3月23日(月)に年初来安値(18,591.93ドル)をつけてから、大きく反発しています。
戦後最悪の経済指標が発表される中、VIX指数は30を下回り、株式市場はコロナ後の経済回復を見据えて上昇しているように思います。二番底は来ないのでしょうか。考えられるリスクシナリオを3+αを考えてみます。
1.ワクチン開発が想定より遅れる
現在急ピッチでワクチン開発が行われていますが、この開発が遅れるシナリオ。通常ワクチン開発は10年かかりますが、今回の開発は史上最速になるでしょう。それが来年中にできるか難しいところ。
2.経済回復の遅れ
感染拡大のピークは過ぎたものの、依然、感染拡大懸念は続いており、経済回復ペースが想定よりも遅れるシナリオ。専門家によれば感染拡大第2波、第3波がくる可能性が高いため、需要は直ぐには戻らず、V字回復とはいかないでしょう。
3.1、2の両方が合わさるシナリオ
ワクチン開発が想定よりも遅れ、経済回復も遅れるシナリオ。
α.その他のリスクシナリオ
コロナの感染拡大を未然に防止できなかったとして、アメリカが中国に対して批判を繰り返しています。米中の対立が今後想定以上に激化していく可能性があり。
私としては比較的楽観的で、二番底は来ないと考えています。但し、感染拡大第2波はくると考えていて、それにより株価が調整局面に入ると考えているため、そこは注意しています。ある程度のキャッシュは確保しておき、高配当ETF(VYM, SPYDなど)を買い増す予定です。