【朗報?】AT&Tがメディア事業をスピンオフ、Discoveryに統合
米通信大手のAT&Tは5月17日、2018年に850億ドルで買収したメディア事業(WarnerMedia)をスピンオフ(分割)し、メディア大手Discoveryと統合して新会社を設立すると発表しました。
高配当株投資家の常連である、AT&T(以下、T)にビッグニュースが飛び込んできました。Tにとってのお荷物?事業のWarnerMediaをスピンオフするとのことで、ニュースが発表された当初、株価は数パーセント急上昇。
実際問題、WarnerMediaの巨額買収によってTは大きな負債を抱えていたため、それを分割して新会社設立というのは株主にとっては朗報のように思えましたが・・・。ただ、このあとTから発表された公式アナウンスに問題がありまして・・・。
AT&T said it expects to make annual dividend payments totaling 40% to 43% of free cash flow following the close of the WarnerMedia-Discovery deal. It expects annual free cash flow of about $20 billion immediately following the spinoff, which would put its total payments around $8 billion to $8.6 billion.
要するに、配当をざっくり50%カットするそうです😇
朗報どころか、大悲報でした・・・。Tは高配当が最大の魅力で投資している人も多いですから、このニュースには失望しかなかったですねー。ジムクレイマーのMad Moneyでも取り上げられていましたが、非常に辛辣に叩かれてました😅
3年前に巨額投資してWarnerMediaを買収したものの、経営者が夢描いていたシナジーなんてもんはなく、ものの数年で半値で手放すことになったんですから、そりゃボロクソですよね。上述の公式アナウンスが発表されたあとは、配当カットするんかい!と言わんばかりに気付いた投資家たちが株を手放したため、株価は急落しました。私のポートフォリオにおいても、Tは約8%を保有しているため、影響は少なくありません。特に配当カットの方のインパクトが大きい・・・。
これからTは一部売却するかどうか、検討中です。幸いだったのは保有割合が10%以下であったことと、何より取得額が30ドルという低値で買っていたことですね。だから今回のバッドニュースに対して、冷静に受け止めることができています。以前にもブログ書きましたが、やっぱり高配当株の取得価格は非常に重要です。改めて再認識しました。